投稿日時: 2017/10/04
senga
A. 二次試験の小論文の廃止は、いろいろな背景があるのですが、以前から高校や受験生の声として、「対策がしにくい」と言われていました。
小論文は、教育大に入ってから実習で手書き(実習記録や黒板の文字・板書)の機会が多いため、とても意味があったと個人的には思います。
大学全体として小論文から科目の試験に変更する際に、特別支援教育専攻では、今後のグローバル化社会では英語は必須、国語か数学のどちらかの科目は、しっかり勉強してほしいと話し合いました。
これでは文系か理系なのか分からない!という受験生の声が聞こえてきそうですが、特別支援教育の学校現場では、すべての教科が様々な先生たちによって担当されています。
特別支援学校・学級のうち、とくに肢体不自由、視覚障害、聴覚障害、病弱の種類では、中学・高校段階の教科教育や受験指導も行われています。
入学の段階から文系か理系かに絞ってしまうと、特別支援教育の教員養成としての役割を大学が果たせなくなってしまいます。
二次試験で数学か国語のどちらを選んでも有利・不利はありませんので、ご自身の成績や状況に合わせて選択してください。