【Q&Aスペシャル2022】
2022年札教オープンキャンパスで頂いた質問へ簡潔にお答えします!
Q48.特別支援教育専攻は、どんな生徒に来てほしいか。
A. 特別支援教育を必要としている児童生徒に関心のある生徒、自分なりに特別支援教育を学びたい理由がある人を期待します。また、特別支援教育は一つのマニュアルや正解が決まっているわけではないので、試行錯誤や失敗から学べる人が向いています。
Q49. 勉強とバイトの両立は難しいですか?
A.週に1-3回、それぞれの時間割や通学の状況を考慮して両立している人が多いです。
教育実習の期間だけはバイト禁止になるので、職場から理解を得ないと難しい部分はあります。
Q50.部活やサークルの活動と大学の勉強の両立は難しいですか?
A.両立は可能と答える学生さんたちが多数です。月1や週1のサークルから、毎週1回、複数回の部活まで様々な活動形態があります。1年生のはじめのうちは時間割を決めてから、自分に合った学生生活のスタイルをつくっていくと良いと思います。2年生の先輩が4月の最初に相談に乗ってくれます!
Q51.特支専攻で新入生研修は実施しますか?また、特支専攻しかやらない行事はありますか?
A. 入学後の1-2か月以内に、大学内で新入生研修を実施しています。担任と1年生で相談して内容を相談して企画しています。特支専攻の行事は、5月末の卒論発表会、10月末の卒論中間発表会、2月上旬の卒論発表会があります。その他に、秋の大学祭は特支の1年生が協力してお店を出します。
Q52.水泳は習った方が良いですか?
A.大学で水泳の必修授業はありません。小学校の教員採用試験を受ける場合、どのような泳法でも構わないので25メートル、足をつかずに泳げることが求められます。大学に入ってから市民プールに友達と通って練習して泳げるようになった人もいました。
Q53.特別支援教育専攻で英語(の免許)をとって、1年間、留学もして5年で卒業しようと思っているのですが、これはけっこうハードルが高いですか?また、特別支援を学べるような福祉に力を入れている留学先の国はありますか?
A 英語を勉強することが好きで、高校のうちに力を入れてとりくんでおけば5年で卒業は可能です。交換留学は北教大で姉妹提携をしている大学から選び、英語の能力で希望が決まります。オーストラリア、カナダ、アメリカ、イギリスは、英語圏で日本とは異なる障害者福祉や障がいに応じた特別な教育、インクルーシブ教育が充実しています。
大学によって求める英語能力のレベルが異なりますので、ヒアリングや英作文はしっかり勉強しておくと良いでしょう。
Q54.共通テストに向けてアドバイスはありますか?
A.教科書の内容や過去問を中心に、各教科で安定的に点数が取れるようにしたいですね。苦手科目のなかでも点数が取れていない分野(とくに前半の問題)を早めに取り組み、得意な科目はどんどん進めて得点源にしていってください。解説を読んでも分からなければ高校や塾の先生に遠慮なく質問しましょう!
Q55.取得免許の様子を知りたいです。小学校1種と中学の数学もとりたいのですが、可能ですか?
A.特別支援専攻は、小学校2種と特別支援学校1種が必修になっていますが、小学校は少し単位を足せば1種が取れるので、ほとんどの人が小学校1種をとっています。
自由選択の副免では国語、英語、社会、家庭科、数学、保健体育の人がいます。
音楽・理科・美術・技術は必修や演習が重なって4年間で卒業することができませんので、そちらの専攻・分野に入学して、副免として特別支援をとることをお勧めします。
数学は講義の期末試験に通れば、単位を積み重ねて中学校・高校の免許をとることが可能で、専攻内では毎年数名はいます。
Q56.小学校免許と特別支援学校免許のみ取った場合の就職先について、どのくらい中学・高校免許も取った方と差がつくのか。
A.札幌市の教員採用試験では小学校を受検する際に英語・数学・情報の中学校以上の免許があると加点があります(英語は小学英語でも加点あり)。教科教育で1つ詳しい専門性をもっていると、障がいのある子どもを教える際や通常の学級の授業づくりでも役立つことが多くあります。どのくらい差がつくかどうかは、自治体によっても差がありますが、将来の勤務校でも選択肢が広がります。
Q57.大学に入る前に学んだほうが良いことは何ですか?
A.共通テストや二次試験の各教科の勉強は、大学の教員免許関係の授業で学ぶ際にも役立ちます。英語のヒアリングは、直前に伸びにくいので継続的に対策することをお勧めします。また、授業のレポートや課題、教育実習では長めの文章を書く機会が増えます。いろいろな分野の本や新聞記事を読んでおきましょう。小説だけでなく、論説文や新書など、専門家がやさしく解説してくれた本の中で興味を持てる内容を探して読むと楽しく続けられます。また自分とは違う考え方や感じ方をする人の話を積極的に聞き、思考の柔軟性を身に着けるように意識してみて下さい。
Q58.推薦入試についてアドバイスお願いします!
A.大学から公開されている内容と、自分の推薦書をもとに、周りの先生や大人、友達に練習相手になってもらいましょう。1人の先生だけでなく、できるだけ多くの人と面接練習することで、話す内容が整理されてきます。面接練習の動画をとって見直し、緊張した時にも落ち着いて話せるように、自分の癖も見つけておくと改善します。これは教員採用試験の面接練習でも4年生に同じことを伝えています。
Q59.恋愛の出会いはありますか?
A.あります!大学の演習授業、ボランティア先、バイト、サークルなど、大学生活では、様々な人との出会いの機会が多いです。あとは自分次第です。
Q60.大学生活で楽しいと思うことはなんですか?
A. 空き時間に友人と話しているとき、サークルのイベントがうまくいった時、臨床活動で子どもが嬉しそうに過ごしているとき、教育実習が無事に終わった時の達成感です!
ご質問ありがとうございました。
海外と日本のインクルーシブ教育の違いについての質問もありましたが、これは1年生必修の特別支援教育基礎論の授業で扱いますのでお楽しみに。
他にも気になることがありましたら、専攻ツイッター「さっきょうとくし」の質問箱までお願いします!