投稿日時: 2017/06/22
senga
A.北教大札幌校の特別支援教育専攻では、2年生の1月2−3週間かけてゼミ自由見学・相談を行い、2月上旬には各教員から研究室紹介のゼミオリエンテーションがあり、3月中にゼミの所属先が決まります。
ゼミは、簡単に言うと少人数の勉強会・研究会です。特別支援専攻の6つの研究室の3-4年生は、各学年で3-7人程度に分かれて研究室ゼミに入ります。自分が興味のあるテーマを見つけ、それに関する論文を読み、さらに分からないことを調べて、ゼミで報告します。
研究室によって発表の頻度は違いますが、共通する点は、大学教員やゼミ仲間との議論によって、自分の考え方が深まったり、気づかなかった観点から調べるきっかけが生まれます。私大と国公立の大学教育の最大の差は、このゼミ活動にあると言っても良いでしょう。
一人だけで調べても、ネット検索や1−2冊の本を読んで分からなくなって終わってしまうでしょう。幅広い知識も必要ですが、専門家と言える核となる領域は大学でしか学べません。
ゼミでは、3年生で調べたテーマをもとに、4年次の卒業論文の研究へとつなげていきます。初めて論文を書くので苦労しますが、自分で知りたいテーマを選び、卒論が終わる頃にはかなり高度な専門性を身につけることになります。
そして苦労をともに過ごした仲間が、一生の宝物となるのです。