とくしカフェ(ブログ)

児童養護施設での臨床を再開しました

2016518()、児童養護施設・釧路まりも学園学習支援プロジェクトが開始されました。

今年度で10年目を迎えるこの活動は、年間25回、毎週水曜日の夜18:1519:15に学生ボランティアが児童養護施設・釧路まりも学園を訪問し、学習支援やレクリェーションを行います。

今年度は、38名の学生がボランティアとして登録しました。

518日は、まず体育館に参加者全員がそろい、担当する学生と子どもたちとの対面式を行いました。

その後、低学年はレクリェーション、高学年は学習から始めました。

低学年のレクリェーションでは、「だるまさんころんだ」や「いろおに」などのゲームを中心に行い、子どもたちの元気な笑い声が体育館に響きました。

高学年は、学習の冒頭に「自己紹介ビンゴ」を行い、子どもと学生が「好きな食べ物」や「趣味」などを紹介しあった後、1年間の目標を立てました。その後、学校から出されている宿題や、学生が準備した学習プリントに取り組みました。

子どもたちがいつも楽しみに待っていてくれるこのプロジェクトは、将来教師になろうとしている学生たちを励ますとともに、貴重な学びの機会となっています。

プロジェクトで大切にされている、一人ひとりの子どもたちに丁寧に寄り添い、その内面を想像してかかわる経験や、子どもの生活背景を踏まえた上での支援の構築は、今日の学校現場でも求められる事柄です。

今後も子どもたちへの支援と学生の学びがより豊かになるよう、地道に取り組んでいきたいと思います。
 
 ↓活動後の振り返りの様子