とくしカフェ(ブログ)

台湾からの視察がふじのめ学級訪問

10月2日(月)、台湾の教員養成大学、台湾師範大学と高雄師範大学からふじのめ学級の視察がありました。
台湾の文部科学省による調査の一環で、今後の教員養成のあり方を検討するプロジェクトの一部とのことです。

今回は特に体育の授業に焦点を当てて、ふじのめ学級の小学部、中学部の授業を見学するとともに、教員の授業力育成に関わるインタビューが行われました。
(ちなみに調査団のPan教授は台湾アダプテッド体育スポーツ学会(TAPAS)の会長をされています)

台湾では、養成制度の違いもあり特別支援の教員は、読み書きと計算(算数)などの教科指導に重点を置く傾向が強く、身体に関わる授業は、セラピストの領域と考えられているとのこと。

ふじのめ学級の先生方の”障害にあわせた授業力の高さ"に驚かれた様子で、「とても参考になる」と、熱心にメモを取る様子などが見られました。
また、「通常学校の特別支援学級」での授業と言うことで、今後のインクルーシブ教育の展開に向けても参考になるとのことでした。

授業見学後は、大学にて教員養成のシステムや大学との連携などについて説明させていただきました。
今後の台湾における教員養成システムにも是非反映させていきたいと熱く語っている姿が印象的でした。

本学と附属校の「アジアへ向けての情報発信」につながる取り組みとなりました。

熱心に説明を聞く視察団


授業を見ながら説明を受ける


特別支援教育の制度などを教えている千賀先生から日本の制度に関する
説明もあり、理解を深めた様子

また附属小学校、中学校の方からも、授業の取り組みや教育課程などに関する
資料の提供を頂きました。


大学の臨床スペースを動画で紹介したいとのこと
担当する台湾の放送大学で放映するそうです。