日誌

釧路校・特色ある授業「特別ニーズ教育論」


2019.1.16

 本学卒業生でトランスジェンダー当事者の真田陽(さなだあさひ・活動名)さんは、1年生必修「特別ニーズ教育論」のゲスト講師として「多様な性×学校」という演題で講義をしてくださいました。

 ご自身が当事者として学校で考えてきたこと、悩んできたことなどを紹介しながら、セクシャリティは「男―女」の二分ではないことをはじめ、性の多様性について大変わかりやすくお話してくださいました。

 セクシャルマイノリティの子どもが、【いないのではなくいえないいるかもしれないことを前提に】という言葉は、多くの受講生に響いたようです。

 受講生は、グループでの演習で、この子どもたちが学校でどんなことに困ったり、悩む可能性があるかを議論し、今後どのように振る舞うかを考えました。

 

 

釧路校では、「特別ニーズ教育論」を1年次に必修化し、障害にととまらず、貧困・虐待・社会的養護・不登校・マイノリティetcを主に事例を通して学ぶ機会を設けています。

 これは、毎週学校に出かける「教育フィールド研究」だけでは見えない子どもと家族の背景に想像力を高めるとともに、この地域の課題を具体的に取り上げ、「釧路校の教員養成の特色」の一つともなりました。




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