とくしカフェ(ブログ)

環太平洋教育国際会議(特別ニーズ教育部会)の報告

11月4-5日の二日間、かでる27を会場として環太平洋教育国際会議(The Pacific Rim Conference on Education)が開催されました。
国際会議全体では、9か国から延べ約200名の参加があり、充実した意見交流となりました。

初日の基調講演のテーマは、早稲田大学の黒田一雄教授による「アジア発展途上国における障害とインクルーシブ教育」(Disability and Inclusive Education in Asian Developing Countries)でした。
タイ、韓国、中国、台湾、アメリカ、ホンジュラス、パキスタンなど、様々な国からの参加があり、各分科会では教育の分野別に分かれて議論しました。

特別支援教育の分科会は、Special Needs Education として初日に口頭発表5件、ポスター発表3件、2日目に4件があり、発表者それぞれ中国(香港)、韓国(釜山)、パキスタン、日本(北海道・筑波・東京)から参加がありました。

本プロジェクトからも、札幌校での取り組み(キンダーぷらっつ)を「Factors affecting inclusive physicalactivity in recreation-A case study of children with and withoutdisability(YASUI, Tomoyasu, SENGA, Ai and IKEDA, Chisa)」として報告しました。


インクルーシブ教育の地域調査、障がいのある子どもの調査研究、学習障害に対応したアプリの開発、教員養成、余暇支援など多岐にわたりました。また2年後には、台湾(台北)で国際会議が開かれることになり、各分科会を中心に交流が続きそうです。