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札幌校の特別支援教育専攻に入学したい人のためのQ&A
札幌校特支への受験に関する質問その10
A. 大学は90分授業です。
朝は1時間目が9時から10時半、2時間目が10時40分から12時10分、お昼休みをはさんで午後は、3時間目は13時から14時半、4時間目は14時40分から16時10分、5時間目は16時20分から17時50分です。
大学は自分で勉強したり、ボランティアで学校に行くこともあるので、すべて講義で埋まっている人は稀です。
組み合わせを工夫して半日のまとまった空き時間をつくる人もいます。
札幌校特支への受験に関する質問その11
A 2018年現在の学部生は、各学年25~26人のうち男子は4〜8人くらいの人数幅があります。平均すると男子は各学年5名ほどです。
オープンキャンパスは、全体として入学者よりも女子生徒の割合が多いのですが、入学した男子学生に聞いたところ、「自分は札幌校に決めていたから、オープンキャンパスには参加しなかった」と答えた人が複数いました。サークル活動や他の専攻生と一緒の授業では男子の割合が多くなります。
特別支援教育専攻は上下の学年の交流の機会も多い事から、 在学生から今まで男子が少なくて困るといった相談もないため心配しなくて良いでしょう。
男子の割合は多くありませんが、特別支援学校や特別支援学級を含めた学校教員は、男女両方とも必要です。
札幌校特支への受験に関する質問その12
Q. 障害のある子どもと直接触れ合える授業があるのですか?
A. 選択授業ですが、1年生から少人数の子どもを対象とした水曜日の5時間目の授業と、個別の指導を行う授業(担当学生により相談)があります。
学年により異なりますが毎年5人から10人くらいの学生が参加しています。
大学教員の助言を受けながら実際に指導案を計画して、子どもが保護者と来るので貴重な学びの場になっています。
札幌特支への受験に関する質問その13
A. この質問を在学生に聞くと、実はみなさん「高校の頃はあまり勉強熱心な方ではなかった」と言います。
高校1-2年生をのんびりと過ごしてしまい、3年生の夏頃になって「特別支援を受験しよう!」と目標を決めてからエンジンがかかる人が多いようです。
これは「高校の勉強は大事ではない」と言っているわけではありません。高校の授業で基本的な学力がついているから、受験勉強で力を伸ばすことができたのだと思います。
模試の判定が良くなったけど、合格できたという声も多く聞きます。
予備校の模試は11月か12月上旬の結果が最後ですが、現役生は12月から1月にかけても一生懸命に勉強すれば、試験前日までまだまだ点数が伸びていきます。
大学に入学してから勉強の面白さ、学問への興味が強まっていく姿にもよく出会います。
自分の限界を決めてしまう前に、目標に向かってチャレンジしてみましょう。
札幌特支への受験に関する質問その14
Q. 授業料が心配なのですが奨学金の制度はありますか?
A. 北教大札幌校全体では、学部生の45%が「日本学生支援機構奨学金」を利用しています(平成28年3月末時点)。
また、大学独自のものでは、「入学前1年以内において、入学する者の学資負担者が死亡し、又は本人若しくは学資負担者が風水害等の災害を受けたことにより、納入が著しく困難な者。」に、入学金の半額又は全学免除が適用されます。
詳しくは、北教大ホームページの学生支援にある奨学金情報をご覧ください。
http://www.hokkyodai.ac.jp/student/support/scholarship.html
札幌特支への受験に関する質問その15
A. 学部2年生の13名に現在の状況を尋ねてみました(2017年1月現在)。
13名中アルバイトをしているのは12名、今までしたことがない人は1名でした(自宅生)。
2年生13名のアルバイトの内訳は(掛け持ちも含む)以下の通りです。
・家庭教師・・・3名
・塾講師・・・・2名
・コンビニ・・・2名
・居酒屋・飲食店・6名
・洋服屋・・・・1名
・映画館・・・・1名
・スキーのインストラクター・・1名
全体として、飲食店が最多ですが、半数近い学生が家庭教師・塾講師をしています。
これは、「教えることが好き」「子どもが好き」「教師になる前に経験を積みたい」という教員養成課程の学生の特徴かもしれません。
札幌特支への受験に関する質問その16
学年や個人によっても意見が分かれるところですが、卒業を間近に控えた4年生3名にインタビューをした内容を紹介します。
Aさん(国語免許):「特支に入って良かったと思うことばかりです。入学前は国語が好きだったので基礎専攻にしようと思いましたが、少し学力が足りずに第二希望の特別支援に入りました。国語の免許は選択で取得しました。4月からは特別支援学級の教員になります」
Bさん(家庭科免許)「確かにほかの専攻より単位が多くなりますが、ほかの専攻に入って教科の免許をとって特別支援もとるなら同じことだと思います。3年生から始まる少人数のゼミは恵まれています。」
Cさん(家庭科免許)「特支で大変だったことは特に思いつきません。ほかの専攻では介護等体験実習(小中の必須実習)に行くけど、私たちは特別支援の専攻なので免除されていたし、特支は2年生から3週間実習があったけど、3年生の小学校が初めての実習になるよりは早めに慣れておいてよかったと思います。充実した4年間でした!」
札幌特支への受験に関する質問その17
A.学年によっても傾向が異なりますが、おそらく7割くらいは札幌市内に自宅があり通っています。でも道内外の地方から出てきて寮に住んでいる人、あいの里にアパートを借りている人、中央バスで1本で大学前まで通える麻生や新琴似に住んでいる人もいます。
また、近くはありませんが、恵庭や千歳、岩見沢、江別、小樽から通っている学生さんも(現在・過去を含めて)いました。
雪がない地方から受験に来た人は、8月のオープンキャンパスと2月の真冬の雪の落差に驚いたと思います。
こんなに雪が多くて生きていけるのでしょうか? と4月に入学してから不安に思う人もいるでしょう。
札幌とあいの里を結ぶJR学園都市線は大雪や強風でよく止まる事があります。
でも大学の前まで来る中央バスは、めったに不通になることはありません。
もし、下宿を考えている場合は、大学から徒歩圏内か、バス1本で通える場所に住むことが現実的かもしれません。
ちなみに札幌校は、一度建物に入ってしまえば講義棟・食堂・売店・図書館・体育館・研究室も廊下でつながっているので、帰る時まで外に出る必要がない造りになっていて、暖かく過ごせます。
札幌特支への受験に関する質問その18
A. 札幌校の学生達は、3年生の6−7月頃、ちょうど教員採用試験の1年ほど前から「ソワソワ」し始めます。
4年生の5月に教員採用試験の申し込みをする前に、「小学校の特別支援学級」「中学校の特別支援学級」「特別支援学校の小学部OR中学部」、「特別支援学校の高等部(高校の特別支援教育)」、または一般の「小学校」「中学校」などを選んで対策を始めなければなりません。
教育実習は、3年生の5月から12月にかけて小学校と特別支援学校の2種類に3週間ずつ行きますので、その過程で「自分はどこの校種の教師になりたいのか」、考えていきます。
小学校は「6年間という人生でも一番長い教育期間でじっくり子どもの成長を支援したい」という人、「思春期の悩みが多い中学校の生徒の力になりたい」「卒業後につながる大事な時期だから高等部にしたい」など、自分なりの理由を見つけて決めているようです。
まさに将来に向けた大きな選択をするわけですが、悩んでいる時期にはゼミの先生や同学年の仲間に相談したり、お互いに書いた履歴書や志願理由書などを読み合って、放課後や空き時間に熱く語り合う姿がみられます。
札幌特支への受験に関する質問その19
A.北教大札幌校の特別支援教育専攻では、2年生の1月2−3週間かけてゼミ自由見学・相談を行い、2月上旬には各教員から研究室紹介のゼミオリエンテーションがあり、3月中にゼミの所属先が決まります。
ゼミは、簡単に言うと少人数の勉強会・研究会です。特別支援専攻の6つの研究室の3-4年生は、各学年で3-7人程度に分かれて研究室ゼミに入ります。自分が興味のあるテーマを見つけ、それに関する論文を読み、さらに分からないことを調べて、ゼミで報告します。
研究室によって発表の頻度は違いますが、共通する点は、大学教員やゼミ仲間との議論によって、自分の考え方が深まったり、気づかなかった観点から調べるきっかけが生まれます。私大と国公立の大学教育の最大の差は、このゼミ活動にあると言っても良いでしょう。
一人だけで調べても、ネット検索や1−2冊の本を読んで分からなくなって終わってしまうでしょう。幅広い知識も必要ですが、専門家と言える核となる領域は大学でしか学べません。
ゼミでは、3年生で調べたテーマをもとに、4年次の卒業論文の研究へとつなげていきます。初めて論文を書くので苦労しますが、自分で知りたいテーマを選び、卒論が終わる頃にはかなり高度な専門性を身につけることになります。
そして苦労をともに過ごした仲間が、一生の宝物となるのです。