札幌キャンパス情報

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2016年1月提出の卒業論文のタイトル例

 今回は以下に3月に卒業した専攻生の卒業論文23本のテーマを紹介します。
 学部1年生や高校生、保護者の方にとっては、「特別支援教育の卒業論文は何をやるの?」とイメージが湧かないことも多いと思います。
 学部1-2年生の講義やボランティア経験を通して、3年生で研究室のゼミが始まり、試行錯誤しながらテーマを深めています。

 テーマを見ると現在の特別支援教育で話題になっているトピックスがよく分かります。(テーマの一覧は2月の発表順ですので、何かの順位を示すものではありません)

「アメリカにおける知的障害の結婚・子育て支援に関わる当事者段階TLGと結婚・家族療法士の役割」

「広汎性発達障害をもつ小6男児に対する英語指導―認知徳性に配慮した学習指導―」

「大学生の孤独感についての研究―自閉症特性、生活の質からの検討―」

「高機能自閉症スペクトラム障害小4女児におけるソーシャルスキルトレーニング:ロールプレイを活用して」

「知的障害児のセクシャリティに関する支援の在り方―事例に対する教員と保護者の捉え方の比較から―」

「授業場面における視線の分析に基づいた合理的配慮の検討」

「同時処理優位であるPDD中学生男子生徒への英語指導」

「障害児・者のきょうだいが青年期に抱える課題と今後の支援の在り方について」

「大都市に隣接する観光宿泊施設におけるバリアフリー化の課題と支援の在り方―地域事例の調査から―」

「青年期・成人期における発達障害児への「居場所」支援の在り方―地域活動支援センターAの事例から―」

「ことばに遅れの見られる男児への言語指導―動作を伴った活動を通してー」

「視線が表情認知に与える影響―自閉症スペクトラム指数との相関性に関する研究―」

「質問に対する応答までの「間」が対話印象評定に及ぼす影響―自閉症スペクトラム指数との関係―」

「高等養護学校卒業後の男性の家族が抱える問題と支援の方向性」

「自閉症スペクトラム障害児に対するソーシャルスキル指導」

「肢体不自由特別支援学校における医療的ケアの教育的意義」

「障害のある子どもを含むダンス教育とその指導と評価に関する研究:日英の比較検討を通して」

「アスペルガー症候群の中学生男子に対する認知特性を活かした学習指導―作文・英語の指導を通して―」

「吃音児の自由遊びにおける吃音頻度とその背景について」

「人に好印象を与える非言語情報の検討」

「自閉症児における身体模倣―身体増と固有受容感覚の評価から―」

「登山における障害児の自己効力感の受容の探索」

「自閉症スペクトラム児への音楽指導の研究―読譜指導の実践を通して
―」 

 千賀 愛
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卒業研究デザイン発表会の予演会

教員採用試験、就職試験、卒業研究と将来に向けて頑張っている4年生。
今日は来週の卒業研究デザイン発表会に向けた発表練習を行っていました。

所属ゼミの違う学生同士でプレゼンすることで、いつもとは違う視点からの意見や質問があり、勉強になったようです。


学生さんの個性あふれるスライドに笑いが起こるなど、程よい緊張感の中で練習していました。


来週の発表会が楽しみですね!

池田
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教員採用試験対策

教員採用試験の1次試験まで残り約1ヶ月となりました。
先週までは自己推薦書に悩む学生さんが研究室を訪ねてくることも多かったです。
学生さん同士で「どうして教師になりたかったの?」「実習で印象に残っていることは?」など、対話しながら考えをまとめている姿も見られました。

1次試験に受けて個別に勉強も進めているようですが、札幌校では2次試験対策として面接練習、集団討論練習も行っています。

今日は千賀先生がアドバイザーとして集団討論の練習を行いました。
自分の意見を正しい言葉で話すことが難しい、グループをまとめて進行していくことが難しい等、それぞれの課題も見えてきたようです。

その後は、小体育館でジグザグドリブルの練習も!


「絶対教師になるぞ!」という強い気持ちで、勉強、準備がんばってください(^^)

池田千紗
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キンダーぷらっつ

今月は「高さに挑戦」
ということで、ちょっと勇気を出して自分で高さを選び
思い思いのポーズでトランポリンに飛び降りました。

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フィールド研究の説明会

本日、三浦専攻代表によるフィールド研究説明会が開催されました。
新1年生と新4年生が初めて顔を合わせた時間でもあります(4年生は大人顔!)。



フィールド研究では、地域の幼稚園、小学校、中学校、支援学校などで教育支援活動を行います。
ボランティアを通して、お子さんの様子を見たり、支援方法を考えたり、直接現場の先生から学ぶことができる非常に貴重な機会となります。

新1年生は、大学の講義で学ぶことと実際の現場を結び付けて考えられるように
新4年生は、これまでに学んだことをどうやって生かすか、卒業後をイメージしながら
一生懸命取り組んでもらえたらと思います。


*真剣に話を聞く4年生

そして4年生の中には本日お誕生日を迎えた学生さんが、みんなからサプライズでお祝いしてもらっていました(^^)


4年生は教員採用試験や就職活動、卒業研究と試練の1年でもあります。
力を合わせて、支え合って、乗り越えてください!

池田
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ブランコ@キンダーぷらっつ

毎月1回開催している運動遊びの様子をお伝えいたします。

★ロープにスポンジを巻いて即席ブランコ(動画は音楽が流れます)
 しっかりロープを握ったり
 細くて不安定なスポンジに座ってバランスを取ったり
 タイミングよく足を動かしてこいだり
 いろいろな運動の力を使って上手に遊んでいます!
 身近にあるもので遊具を作ると、普段はあまり使わない体の力を引き出せますね。




★ブランコの練習
 ○すぐ手をはなしてしまう⇒握る力が弱いor鎖の揺れ合わせて力を入れられない
  手や腕にどうやって力を入れるとよいのかわからないのかもしれません。
  タオルでの綱引きや手押し相撲などで、手と腕に力を入れる練習をしてみてください。

 ○足でこげない⇒足を動かすと姿勢が崩れてしまうor足を動かすタイミングがわからない
  ブランコは足だけでなく全身を動かして漕ぎますが、腹筋や背筋の力が弱いと上手くできません。
  また、揺れる不安定な場所では全身を滑らかに、タイミングよく動かせないことがあります。
  椅子に座って足をぶらぶらしたり、平均台に座って両足をぶらぶらさせる練習から始めてみてください。

池田千紗
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性の問題についての講演会に参加してきました

 札幌校の池田です。年度末の3月26日、第4回日本発達系作業療法学会に参加してきました。
 基調講演のテーマは「矯正教育からみた性の問題行動の特徴と支援」で、児童精神科医の宮口幸治先生がお話してくださいました。
 札幌校では卒論で知的障害児・者の性や、発達障害児・者の性について研究している学生さんが毎年おり、社会的にも学生さんにとっても感心のあるトピックです。


 性の問題と一口に言っても、「性の加害」「性の被害」「性のマナー」など区別が必要で、背景には認知機能の弱さ(見る力、聞く力、想像する力」があり、加害の背景にはイジメがある場合が多いことなどを学んできました。相手の気持ちを考える、自分の気持ちを伝える、気持ちを押し付けずに我慢するなど、「気持ち」の問題ではなく、「気持ちを伝え合うコミュニケーション」「情報の選択や抑制に関わる認知機能」への支援が大切だと感じました。
 また運動の不器用さもイジメや自己認知の歪みを引き起こし、性の加害者、被害者になてしまうお子さんもいるそうです。運動課題を用いて気持ちのコントロールや対人コミュニケーションを学べるようなプログラムは効果がありそうです。

 今回学んだことを新年度の講義にも活かし、認知機能や社会性のアセスメントに基づく適切な支援が必要であることをしっかり伝えていこうと思います。

 少し足を伸ばして宮島へ~エネルギーをもらってきました~

池田千紗
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卒業式

平成27年度学位記授与式が行われました。

特別支援教育専攻生23名と大学院生1名が卒業、修了しました。
みなさん、おめでとうございます!



なお本専攻の加藤つくしさんが、成績優秀者として学生表彰を受けました。


授与式後のパーティー

 必要に応じてダウンロード
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 授与式
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  パーティー
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 ゼミ写真
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4年生の卒論発表(審査)会が無事に終わりました

2月5日、札幌校特別支援教育専攻の4年生が、大教室を使って卒論発表会(審査会)に参加しました。

1年生から4年生まで88名が出席し、教員6名も合わせて94名が308教室に集まり、各人の発表・質疑応答(計10分)を行い、朝10時から15時半頃までかかりましたが、無事に終わりました。

3年の4月からゼミに入って2年間、それぞれ独自に取り組んできた卒業論文です。

はやい人は、1年生の個別臨床の活動でかかわったお子さんの指導をまとめて、分析・考察したので4年間の成果が実を結んだことになります。

この学年はとても横のつながりが強く、教員採用試験の対策でも、教員との練習の他に、自分たちで自主的に集まって面接や集団討論の練習を重ね、高い合格率を達成しました。

これから社会に出ても子どもから学び、保護者から学ぶという姿勢を忘れずに、人生を歩んで行ってほしいと思います。

また1年おきに、札幌校で7月に開催している北海道特別支援学会に参加しに来てくれたり、大学に顔を出して近況を語ってくれるのを楽しみにしています。
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テント内に作ったボールプール


 月に1度の地域支援活動の運動遊び「キンダーぷらっつ」では、家族用テントにカラーボールを1000個ほど入れて、「ボールプール風の秘密基地」を作るのが恒例になっています。
今回は、そこに本物のボールプール用の枠が届きました。
テントにもサイズがちょうど良かったので、カラーボールを約2000個も入れる事ができました。

 ボールプールは、普通に買うとかなり高額な遊具ですが、テントは安井先生が自宅用を持参したところから始まり、ボールを数百個ずつ1年ごとに買い増し、そして4年目になってついに秘密基地風のボールプールが完成したのです。
子ども達は大喜びで、テントのチャックを閉めればボールプールで活発に遊んでも、外にボールがこぼれる事もありません。
 
 トランポリンやクライミングなどのダイナミックな動きはありませんが、少し疲れた体を休めたり、大人数が苦手な恥ずかしがり屋さんの子どもが集まって、ボールに体を沈めて遊んでいます。

 キンダーぷらっつは、札幌校の授業とも連動し、授業で遊具配置を計画したり、遊び方を試したり、学生にとっても様々な経験を積める場所になっています。
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