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札幌校の特別支援教育専攻に入学したい人のためのQ&A

札幌校特支への受験に関する質問その37

Q.特別支援教育専攻では、中学校と高校の免許も取れるのですか?
どの教科にするか、いつ頃までに決めれば良いですか。

A. 特支専攻では小学校が必修になっていますが、中学校と高校は希望する学生さんが選んで教員免許を取得するための授業を履修しています。
 中学校・高校の免許は教科別になっており、多くの学生さんは1年生の前期または後期から関連する授業を受け始めています。学年によって教科のばらつきはありますが、英語、国語、社会、家庭科、数学、体育などを選ぶ人が多いようです。高校の方が大学の授業も難易度が高くなるため、途中で中学校の免許までに変更するケースもあるようです。

家庭科は少し意外かもしれませんが、特別支援では調理や被服などを取り入れた生活単元学習も盛んに行われていますので、教育実習や教職に就いてから実践で多く活用されています。合格が決まってから4月が始まるまでに2つくらいに候補を絞っておき、入学ガイダンスや先輩達に履修の相談をする中で1つに決めて行けば良いでしょう。

理科または技術、音楽、美術で中高の教員免許を希望する人は、実験や演習・実技を伴う授業が多いことから他専攻に対して厳しい人数制限があります。これらの科目を希望する人は受験の時点で対応する専攻へ入学し、そのうえで特別支援学校の免許を副免として履修することで特別支援学校(1種又は2種)をとるという方法もあります。
これらの場合でも小学校の免許を取得することが可能です。実際に札幌校では副免許として特別支援学校の免許を取得する特支専攻以外の学生さんも毎年約30~40名ほどいます。

質問65 実習や実際に子どもと関わった時

Q.65 実習や実際に子どもと関わった時に、どんなことを感じますか?

A.2024年夏のオープンキャンパスで寄せられた質問に回答します。
学部生からのコメントを以下に紹介します

・子どもと接していると、疲れも吹っ飛ぶ。子どもたちの期待に応えたい、笑顔が見たいという気持ちになる。本当にかわいい
・素直で真っ直ぐな児童と関わることで心が温かくなると同時に児童の将来がより良くなるようにせねば、と気が引き締まる
・(実習の)
初日からとにかく子どもと話してみたら、名前を覚えてくれたと子どもに喜ばれた。1日のどこかで全員と話したり関われるように努めた
・休み時間に子どもとたくさん遊んで、授業中の子どもの表情の変化や仕草などが少しずつ気づけるようになった
・控えめな子、自分からどんどん話しかけてくる子など様々だが、個性豊かな子どもたちの姿に接して、自分も刺激を受けた
・自分が予想もしなかった発想を持っている子もいて、すごいと思った
・こちらが緊張していると、子どもには必ず伝わってしまう。いつも笑顔でいようと心がけていました
・ただ教師が一方的に教えるのではなく、子どもが自分から学びたい!知りたい!と思えるような環境や題材設定をすること、子ども同士で学び合えるように関わることが大事だと思った

<専攻教員より>
札幌校の特別支援教育専攻では、2年生で特別支援学級(小中)、3年生では小学校実習と特別支援学校の実習をそれぞれ3週間行っています。
実習先の子どもや先生方から多くのことを学びながら、毎回の実習を通じて学生自身も大きく成長していきます。

札教特支スペシャル2022 【Q48~Q60まで一括回答!】

Q&Aスペシャル2022

2022年札教オープンキャンパスで頂いた質問へ簡潔にお答えします!

 

Q48.特別支援教育専攻は、どんな生徒に来てほしいか。

A. 特別支援教育を必要としている児童生徒に関心のある生徒、自分なりに特別支援教育を学びたい理由がある人を期待します。また、特別支援教育は一つのマニュアルや正解が決まっているわけではないので、試行錯誤や失敗から学べる人が向いています。

 

Q49. 勉強とバイトの両立は難しいですか?

A.週に1-3回、それぞれの時間割や通学の状況を考慮して両立している人が多いです。

教育実習の期間だけはバイト禁止になるので、職場から理解を得ないと難しい部分はあります。

 

Q50.部活やサークルの活動と大学の勉強の両立は難しいですか?

A.両立は可能と答える学生さんたちが多数です。月1や週1のサークルから、毎週1回、複数回の部活まで様々な活動形態があります。1年生のはじめのうちは時間割を決めてから、自分に合った学生生活のスタイルをつくっていくと良いと思います。2年生の先輩が4月の最初に相談に乗ってくれます!

 

Q51.特支専攻で新入生研修は実施しますか?また、特支専攻しかやらない行事はありますか?

A. 入学後の12か月以内に、大学内で新入生研修を実施しています。担任と1年生で相談して内容を相談して企画しています。特支専攻の行事は、5月末の卒論発表会、10月末の卒論中間発表会、2月上旬の卒論発表会があります。その他に、秋の大学祭は特支の1年生が協力してお店を出します。

 

Q52.水泳は習った方が良いですか?

A.大学で水泳の必修授業はありません。小学校の教員採用試験を受ける場合、どのような泳法でも構わないので25メートル、足をつかずに泳げることが求められます。大学に入ってから市民プールに友達と通って練習して泳げるようになった人もいました。

 

Q53.特別支援教育専攻で英語(の免許)をとって、1年間、留学もして5年で卒業しようと思っているのですが、これはけっこうハードルが高いですか?また、特別支援を学べるような福祉に力を入れている留学先の国はありますか?

A 英語を勉強することが好きで、高校のうちに力を入れてとりくんでおけば5年で卒業は可能です。交換留学は北教大で姉妹提携をしている大学から選び、英語の能力で希望が決まります。オーストラリア、カナダ、アメリカ、イギリスは、英語圏で日本とは異なる障害者福祉や障がいに応じた特別な教育、インクルーシブ教育が充実しています。

大学によって求める英語能力のレベルが異なりますので、ヒアリングや英作文はしっかり勉強しておくと良いでしょう。

Q54.共通テストに向けてアドバイスはありますか?

A.教科書の内容や過去問を中心に、各教科で安定的に点数が取れるようにしたいですね。苦手科目のなかでも点数が取れていない分野(とくに前半の問題)を早めに取り組み、得意な科目はどんどん進めて得点源にしていってください。解説を読んでも分からなければ高校や塾の先生に遠慮なく質問しましょう!

 

Q55.取得免許の様子を知りたいです。小学校1種と中学の数学もとりたいのですが、可能ですか?

A.特別支援専攻は、小学校2種と特別支援学校1種が必修になっていますが、小学校は少し単位を足せば1種が取れるので、ほとんどの人が小学校1種をとっています。
自由選択の副免では国語、英語、社会、家庭科、数学、保健体育の人がいます。

 音楽・理科・美術・技術は必修や演習が重なって4年間で卒業することができませんので、そちらの専攻・分野に入学して、副免として特別支援をとることをお勧めします。

数学は講義の期末試験に通れば、単位を積み重ねて中学校・高校の免許をとることが可能で、専攻内では毎年数名はいます。

 

Q56.小学校免許と特別支援学校免許のみ取った場合の就職先について、どのくらい中学・高校免許も取った方と差がつくのか。

A.札幌市の教員採用試験では小学校を受検する際に英語・数学・情報の中学校以上の免許があると加点があります(英語は小学英語でも加点あり)。教科教育で1つ詳しい専門性をもっていると、障がいのある子どもを教える際や通常の学級の授業づくりでも役立つことが多くあります。どのくらい差がつくかどうかは、自治体によっても差がありますが、将来の勤務校でも選択肢が広がります。

 

Q57.大学に入る前に学んだほうが良いことは何ですか?

A.共通テストや二次試験の各教科の勉強は、大学の教員免許関係の授業で学ぶ際にも役立ちます。英語のヒアリングは、直前に伸びにくいので継続的に対策することをお勧めします。また、授業のレポートや課題、教育実習では長めの文章を書く機会が増えます。いろいろな分野の本や新聞記事を読んでおきましょう。小説だけでなく、論説文や新書など、専門家がやさしく解説してくれた本の中で興味を持てる内容を探して読むと楽しく続けられます。また自分とは違う考え方や感じ方をする人の話を積極的に聞き、思考の柔軟性を身に着けるように意識してみて下さい。

 

Q58.推薦入試についてアドバイスお願いします!

A.大学から公開されている内容と、自分の推薦書をもとに、周りの先生や大人、友達に練習相手になってもらいましょう。1人の先生だけでなく、できるだけ多くの人と面接練習することで、話す内容が整理されてきます。面接練習の動画をとって見直し、緊張した時にも落ち着いて話せるように、自分の癖も見つけておくと改善します。これは教員採用試験の面接練習でも4年生に同じことを伝えています。
 

Q59.恋愛の出会いはありますか?

A.あります!大学の演習授業、ボランティア先、バイト、サークルなど、大学生活では、様々な人との出会いの機会が多いです。あとは自分次第です。

 

Q60.大学生活で楽しいと思うことはなんですか?

A. 空き時間に友人と話しているとき、サークルのイベントがうまくいった時、臨床活動で子どもが嬉しそうに過ごしているとき、教育実習が無事に終わった時の達成感です!

 
ご質問ありがとうございました。
海外と日本のインクルーシブ教育の違いについての質問もありましたが、これは1年生必修の特別支援教育基礎論の授業で扱いますのでお楽しみに。
他にも気になることがありましたら、専攻ツイッター「さっきょうとくし」の質問箱までお願いします!

ノート・レポート 質問63 教採の前倒し試験を受ける人は多いですか?

Q.教採1次試験(筆記)の前倒し受検ができるようになったと聞きました。

 北教大札幌校の学生さんの間では話題になっていますか?


A.    学部の3年生を対象に、札幌市と北海道は.教員採用試験
の1次試験(筆記)のうち、12月に教養科目に限定した
前倒しの受検ができるようになりました。
教養科目に不合格になっても翌年617日の1次試験
では他の科目と一緒に受験することができます。
今まで通り、6月に全ての筆記試験科目を受けることも
可能ですが、札幌校では札幌市・北海道合わせて受検希望者
の約7割程度の3年生が受検する予定です。一度にたくさん
の科目を勉強するよりも、科目を絞った方が対策がしやすい
と考える人が多いようです。

https://www.dokyoi.pref.hokkaido.lg.jp/fs/9/1/9/6/1/2/9/_/受検機会の拡大.pdf


質問62「教採の1次試験を前倒しする理由について」

Q.教採1次試験を学部3年生に前倒しする自治体が出てきたそうですが、
今までのように4年生で受けても不利になりませんか?


A.   今まで同様に4年生の6-7月で1次試験、8月に2次試験(面接や模擬授業)
を受けても不利にはなりません。3年生の前期に受検した場合、
4年生でも1次試験を受けられるので2回チャンスがあるという
ことですが、2次試験(面接等)を4年次に受けることは変わりません。

ただ、北教大をはじめ教員養成課程の大学では3年生の前期・
後期に小学校や中学校の教科教育法や指導法の授業があり、
3年生の6月に受検する場合は大学で行われる多くの関連授業を
十分に受けないまま、自力で過去問を解く等の対策をしなくて
はいけません。難易度が低くなるかどうかも全く分かりませんし、
試験の性質から考えても同程度の水準が求められるでしょう。

教採の予備校は前倒しに対応してくれると思いますが、
北教大札幌校の学生さん達を見ていると4年生の1次試験で
落ちてしまう人は、ほとんどいません。
東京都をはじめ教員不足が深刻な自治体ほど、1次試験を前倒し
する傾向がみられます。
北海道教育委員会は、今期の採用試験から教職大学院を
修了見込みの人は1次試験を免除する措置を決定しています。
受検する自治体の教育委員会の情報は、ホームページで早めに
チェックすると良いでしょう。

追加情報:文科省は全国の教育委員会に教員採用試験を6月に実施する方向で
調整するようにと発表しました。今年度の北海道・札幌市は6月中旬に実施
しますので、北海道内の採用試験の日程は来年度も変わらず影響は少ないと
思います。

北海道教育委員会.pdf

質問61「中高の免許科目はいつまでに決めれば良いですか?」

Q61. 中高の免許科目はいつまでに決めれば良いのですか?
  入学までに決まっていなくても大丈夫か心配です。

A. 北教大札幌校の特別支援専攻では、必修の小学校と特別支援学校の免許の他に、
選択で中高の教員免許を副免許として取得することが可能です。
入学後すぐに決まっていなくても、1年生前期は必修科目や教養科目で
時間割が埋まってしまうため、問題ありません。
1年生は先輩や同期の様子を見て、2年生の前期から関連科目を
取り始める人も多いです。
中高の免許は、国語・英語・数学・社会・家庭科を選ぶ人が多く、
保健体育を選択する人もいます。

もし理科・音楽・美術・技術の免許を希望する場合には、
それぞれの専攻・専修に入学して、特別支援学校の免許は
副免許として取るようにしましょう。
実験(理科)や実技(音楽・美術・技術)の授業は人数制限があり、
特別支援の専攻生や他専攻生が受けられない場合が多いのでご注意ください。

質問64 「やりたいこと」が見つからないと大学は選べないのですか?

Q.将来の「やりたいこと」が見つからず悩んでいます。とりあえず得意科目で大学に入っても、その後にまた迷ってしまうと思います。
AIが人間の仕事を奪うとも報道されており、
将来のことを考えることも難しい時代になっていますが、
大学生は進路に悩んだりすることはありますか?

 

A.    特支の専攻生のうち最初から卒業後の仕事を明確にイメージしている人は
多くありません。
「教えることが好き」「学校で働きたい」「障害のある人と関わる仕事が
したい」など特別支援の分野で働きたいと思っている人は多くいます。

AIの進歩によって様々な仕事がなくなると言われていますが、
教師や保育士、カウンセラーなど、人間でなければ務まらない仕事は
残ります。
保護者の相談対応をしたり、子どもと遊んだり、授業をする過程でAI
活用するスキルは求められるでしょう。

今の段階で明確な「やりたいこと」を探すよりも、「○○の分野で働きたい」
「○○業界で仕事をしたい」という選び方の方が時代の変化にも対応しやすくなります。
興味のある特定の分野について大学で学び、専門性を身につけた上で仕事や
就職先を選ぶとスムーズです。

もし可能なら高校生のうちに、興味がある分野の現場は直接見て
おきましょう。例えば特別支援学校では、学校祭やバザーなど一般参加者も
できる機会があり、障がい者が働くカフェも街中には増えています。
特別支援教育は、小中学校の通常の学級、特別支援学級、通級による指導、
特別支援学校(小中高等部)、学童保育やデイサービスなど、
様々な現場があります。
高校生の段階では細かく決めていなくても、大学23年生で学校種を
決めても十分に間に合います。

札幌校特支への受験に関する質問その40(教育実習について)

Q.大学で特支援学校の教に必要な位を取っても実習ができなないまま卒したら、もう特支の免許は取れないのですか?

A. もし教育実習ができないまま卒業した場合、大学で特別支援学校の免許に必要な科目を履修してあれば、学校に3年間勤務して後から実習の単位として申請することが可能になります。この場合は、基礎免許として幼小中高のいずれかの教員免許を取得していることが前提になります。例えば北海道教育委員会のように、勤務先の学校を管理する自治体に申請することになります。

 例えば、北海道では「必要な免許状取得後に、特別支援学校、幼稚園、小学校、中学校、義務教育学校、高等学校、中等教育学校又は幼保連携型認定こども園の教員として勤務した期間(養護教諭は含まれない)。」3年間の勤務経験を実習単位として認めています。

この場合は2種免許状になるため、その後に特別支援学校の教員として免許状の領域(①知的障害・肢体不自由・病弱、②聴覚障害、③視覚障害)に対応する学校で3年間の勤務をすれば、2種から1種免許状の申請をすることができるようになります。

他の自治体の教育委員会でも3年間の学校勤務を実習単位に振り替えるという規定を設けている所が多いようです。
詳しくは、ご自身が働く自治体の教育委員会HP等でご確認下さい。
 
「教員の経験により特別支援学校教諭2種免許状を取得する方法」(北海道)

http://www.dokyoi.pref.hokkaido.lg.jp/hk/ksi/menkyo/t87-88.pdf

 
「単位の修得例」~特別支援学校教諭1種免許状~ 」(北海道)

http://www.dokyoi.pref.hokkaido.lg.jp/hk/ksi/menkyo/tebiki89-90a.pdf

札幌校特支への受験に関する質問その39

Q.特別支援学校の教員免許の取得について、北教大各キャンパス間の違いがよく分かりません。


A.20201月現在、北海道教育大学の札幌・釧路・旭川・函館校の4つのキャンパスで特別支援学校の教員免許を取得できるコースがあります。
より詳しく言うと、特別支援学校の教員免許は、視覚障害、聴覚障害、知的障害、肢体不自由・病弱の4領域がありますが、視覚障害と聴覚障害については本学では対応していません。

札幌校と釧路校では、知的障害者・肢体不自由者・病弱者に関する教育領域の免許、旭川・函館校では知的障害者に関する教育領域の免許を取得することが可能になっています。

北海道内の特別支援学校に通う子どもの8割前後は知的障害を伴っていますので、知的障害は特別支援教育で最も対象が多い障害種であると言えます。また知的障害の免許を取得する課程で自閉症スペクトラムについても学びます。

最近は通信教育という形で免許の認定講習を実施している大学もあり、後から視覚障害や聴覚障害の領域を追加することができます。

 北教大各キャンパスで取得可能な教員免許については、以下のページからご覧ください。

 

○札幌校で取得可能な教員免許一覧

https://www.hokkyodai.ac.jp/faculty/intro/organization-license/

 

○釧路校で取得可能な教員免許一覧

https://www.hokkyodai.ac.jp/kus/faculty/curriculum/license.html

 

○旭川校で取得可能な教員免許一覧

https://www.hokkyodai.ac.jp/asa/faculty/license.html

 

○函館校で取得可能な教員免許一覧

https://www.hokkyodai.ac.jp/hak/faculty/license/about.html

札幌校特支への受験に関する質問その38

Q. 専攻生の出身高校はどうなっていますか?札幌以外からも来ているか知りたいです。

A. 専攻生は1年生から4年生まで100名余ほどいますが、最も多いのは札幌市内の自宅から通っている人です。札幌以外の出身地では、小樽市、函館市、苫小牧市、北見市、釧路市、長沼町、留萌市、登別市などから来ています。また北海道外では、青森県や大分県から来ています。

 

 2019年度現在の学部生は、多い順に以下のような高校から来ています。


5人以上>

札幌東高校、札幌藻岩高校、札幌開成高校、札幌手稲高校

<3-4人>

札幌第一高校、札幌西高校、札幌啓成高校、
札幌旭丘高校、釧路潮陵高校、小樽潮陵高校、
北見北斗高校

<1-2人>

札幌国際情報高校、札幌清田高校、札幌月寒高校、
札幌光星高校、札幌北高校、札幌新川高校、
札幌北陵高校、石狩南高校、留萌高校、北広島高校、
苫小牧東高校、旭川北高校、旭川実業高校、
富良野高校、筑波大学附属聴覚特別支援学校高等部、
遺愛女子高校、青森県立八戸高校

 

※学部生70名ほどが回答したアンケートをもとにしているため、全在学生の出身校すべてを網羅しているわけではありません。

札幌校特支への受験に関する質問その41 (障害は個性なのか)

Q.「障害は個性である」という意見について、少し違和感があるのですが、うまく説明できません。どう考えれば良いのでしょうか。

A. 障害のある人にも個性があります。同じ診断名であっても、性格や好み、得意・不得意な事は、一人ひとり異なっています。
障害は何らかの特別な支援や対応を必要としている状態ですので、障害=個性とはなりません。
障害に対する支援や配慮が適切に行われているとき、その人の個性が輝きます。
例えば聴覚障害のある子どもが手話を覚え、周りの子どもや先生が手話を使えたら、その子どもの個性が発揮される環境が整います。
障害について専門的に学ぶことは基礎的な理解につながりますが、目の前にいる子どもは個性があり、困難・苦手とすることや発達の状態には個人差があります。
障害のある子ども全体を理解するという意味では、障害も個性も大事な要素だと思います。

札幌校特支への受験に関する質問その36

Q.今の在学生が札教の特支専攻を受験しようと決めたのは、いつ頃が多いのですか?
A.20195末に実施した在学生向けのアンケートの結果を紹介します。
特別支援専攻の学部生約100名のうち53人が回答してくれました。
1位:高校3年生の時29人(内訳:春夏12人・秋冬17人)

2位:浪人生の頃10

3位:高校1年生の時8名(内訳:春夏2人・秋冬6人)

4位:高校2年生の時6人(内訳:春夏1人・秋冬5人)


最も多かったのは高校3年生の時でした。みなさんぎりぎりまで迷っていたようですね。
そして第2位は、現役の時には別の大学を志望し、浪人生で決めた人です。
オープンキャンパスに来て特別支援教育の臨床スペースや学生さんと会ってから決めた人も多くいます。今年は8月3日(土)に行いますので、ぜひご参加ください!

札幌校特支への受験に関する質問その35

Q.札幌以外の地方から来ている人はいますか?高校と違って授業の選択が増えると思うので、単位の取り方なども気になります。

 

A.札幌以外から来ている学生さん達は道内や本州など、様々です。ずっと札幌で過ごしてきた人こそ、知らない土地から来た人と交流したいと思いっていたりします。
1年生の前期から専攻別の授業や別の専攻との合同授業など、特別支援専攻の同期で受ける授業が毎週ありますので、知り合いがいなくても、すぐに仲間ができるでしょう。

また、専攻別の履修ガイダンスでは、教員が説明した後に先輩達が教室に来て、授業の取り方のコツや教員免許の中学校・高校の教科選択などについて丁寧に教えてくれます。

札幌キャンパスでは、学生たちの伝統として「後輩(特に1年生)の面倒を見る」ことが受け継がれており、他の専攻でも先輩たちが相談に乗ってくれます。

昨年に入学した頃には左も分からなかった学生さん達が、2年生になって後輩たちをサポートしている姿を見ると、大学1年間の成長はすごい!と実感します。

 

札幌校特支への受験に関する質問その34

Q.3年生から始まるゼミ(研究室)はどうやって決まるのですか?

A. 3年生になる直前の3月に、2年生による各人の希望によって振り分けられます。

2年生の後期が終わってすぐの2月前半に、特別支援教育の6人の先生達による「ゼミオリエンテーション」(ゼミ説明会)が行われます。
この時に、先輩の3年生が説明に来てくれる研究室もあり、質問等も含めて相談に乗っています。

2年生の後半に教員2名(千賀・池田)による講読演習という12-13名に分かれた演習授業があります。2年生必修の講読演習では様々な分野の研究論文を読み、専攻の先生達がどのような研究分野に強いのか、理解を進めて行きます。

また大学図書館HP内のCiNii Articles という論文検索では、著者名を入れれば、その先生がどのような論文を書いているのか知る事ができます。
https://s-opac.sap.hokkyodai.ac.jp/library/

卒業論文やゼミでは、特別支援のなかでも自分の問題意識や関心のある事柄が何なのか、さらに深く学びたい障害や支援の内容を見極めた上でゼミの希望用紙(第2希望まで)を出します。

学部4年生による卒論デザイン発表会(5月末)、中間発表(10月末)、卒論審査会(2月上旬)に参加しながら、研究室による特色を知る機会もあります。

札幌校特支への受験に関する質問その33

Q. 受験勉強が大変な時のストレス発散や気分転換がうまく出来ません。アドバイスをお願いします。

A.長時間の勉強は、同じ姿勢が続いて血流が悪くなったり、目が疲れたりすると思います。まずは、机から離れて出来ることを考えてみましょう。
歩いてコンビニへ飲み物を買い行ったり、好きな音楽を(大きすぎない音で)聴きながら近所を歩いてみたり、体を動かすことで体全身の血流が良くなるだけでなく、脳にもしっかりと酸素が届きます。できれば20分ほど軽く汗をかくくらいの運動、散歩、雪かき、犬の散歩、家の手伝いを大きな動作でやるなどすると頭がすっきりして気分が良くなります。

みなさんが好きな動画の視聴やSNSは、勉強と同じ目の疲れが取れませんので、15分だけと決めてタイマーをセットし、立ったまま(勉強とは違う姿勢)で楽しんでみましょう。

歌が好きなら、歌の動画を見ながら大きな声で歌うことも、ストレス発散になります。

モチベーションが上がらない時には、志望校に入学後に、どのような事をしたいのか、大学HPやパンフレットなどを見ながら具体的にイメージします。○○のサークルに入る、○○バイトをする、○○の資格を取って仕事に就くなど、具体的にやってみたいことを書いて見えるところに貼っておけば、今やっている勉強が何につながっていくのか、思い出すことができます。

慢性的なストレスをためていると、風邪を引きやすくなります。
うまく気分転換をしながら、受験勉強を乗り切りたいですね。

札幌校特支への受験に関する質問その32

Q.今の学部生は、どうして特別支援教育専攻に進学したのか、理由等を聞いてみたいです。

A. 特別支援教育専攻の2年生9名に実際に聞いてみました。
第一希望で入った人が4人、第二希望だった人が5人でした。

Jさん:オーキャンで他の専攻の模擬授業も受けてみたけど、内容が難しかったです。特別支援に行ってみたら、模擬授業の内容もためになったし、実際に学生さんが来て雰囲気が良かったことも決め手の一つになりました。また、親が学校の教員をしていて、教師になるなら札教大がいいよと言われていたことも大きいです。

KさんとLさん:他の専攻が第一希望で、第二希望の特支に来ました。入学したら小学校の他に中学校(高校)の免許も理科以外なら選べるし、先輩もやさしくて、これで良かったと思っています。(他の専攻に行けば良かったと思いますか?)いいや、他だっただポツンと過ごしていたと思います。

Mさん:自分も特支は第二希望でした。小学校と特別支援学校の実習、特別支援学級の実習があるけど、教師になりたいので、これで良かったです。

Pさん:いろいろ迷っていた時に、親戚で教師をしている人から特別支援教育はこれから大切と助言されて、興味を持つようになりました。



・・・・2年生の話を聞いてみて、いつもお昼休みに集まってご飯を食べていたり、空き時間に一緒に勉強したり、かなり同級生や先輩後輩の交流が盛んな専攻だと改めて思いました(Senga)。お昼休みのインタビューへのご協力、ありがとうございました。

札幌校特支への受験に関する質問その31

 Q.障害のある子どもとふれあう経験をしたり、現状を知るために何かしたいと考えています。大学ではどんな機会がありますか?

A. 特別支援教育専攻では、障害のあるお子さんが大学の臨床スペースに通って来ますので、学部1−2年生から個別・集団臨床という演習授業を選択すれば、教育実習が本格的に始まる前から子どもや保護者とふれあう経験を積む事も可能です。

北教大札幌校では、1年生に基礎実習があり、小学校と附属小学校、小中学校の特別支援学級、さらに秋にも附属小学校の授業参観と校内見学の機会があります。またサークルでは、地域の子ども達と放課後や長期休みに遊ぶ活動を行っているところもあります。

「フィールド」の単位として公立学校(小学校、中学校、高校、定時制・単位制高校、特別支援学校)にボランティアに行く機会もあり、実際の教育現場にかかわりながら、大学で学ぶことになります。

大学には、各校から「こんなボランティアに来てほしい」と学生さん宛に募集のお知らせが貼り出され、そこから自分の通いやすさや時間割との兼ね合いを考えて選んでいます。

身近にいる障害のある人、高齢者、学校で困難のある人の立場になって考えてみたり、その人に直接関わって様々な視点から物事をとらえること、新聞を読む際にも当事者の気持ちを想像して読むと、柔軟な力がくつと思います。

札幌校特支への受験に関する質問その30

Q.幼稚園や保育園の特別支援教育に興味があります。幼稚園教諭と保育士の資格を取ることは出来ますか?


A.札幌校では希望すれば幼稚園の教員免許を取ることが可能です。四年時の9月に札幌市内の幼稚園で3週間の教育実習があります。


保育園の資格は、大学の単位は対応していませんので、自分で勉強することになります。過去には自主的な試験勉強をしていた四年生が3名ほど保育士の国家試験を受けていました。それぞれ幼稚園と学童保育、特別支援学校の仕事に就きました。


3年前に保育士試験に合格した学生さんの話では、大学の授業でも幼児教育や乳幼児の発達心理、運動発達の勉強をしていたので、保育士資格の参考書や問題集を理解しやすかったそうです。


ただ、卒業して保育園に勤めることが第一希望であれば、保育士の養成課程のある専門学校や大学へ進学した方が保育の専門的な勉強ができると思います。

札幌校特支への受験に関する質問その29

Q. 先輩方が札幌特支に決めた理由は何ですか?

A. 最も多いのは、特別支援の教師になるために少人数で充実した環境下で学べるという理由です。とくにトランポリンや様々な活動が可能なミニ体育館は、本州の大学や運動療法の専門家が視察に訪れるほど充実しています。


「札幌校に来て、特支だけの臨床スペース(ミニ体育館、プレイルーム、複数の個別指導室)や各研究室のゼミ室を見学したことが決め手になりました」(4年男子、1年女子)

「オーキャンで初めてトランポリンを飛んで、ここしかない!と思いました」(1年男子)

「ほくとくネットで調べて、充実した環境やアットホームな雰囲気が伝わってきたので、オーキャンには行かず受験を決めました」(1年女子)

ほかにも、「大学の先生と学生との距離が近いことも学びやすい環境だと思いました」という声も聞きました。

札幌校特支への受験に関する質問その28

Q. 特別支援教育専攻の学生さん達は、どんなサークルに入っているのですか?

A. 学年によって、ばらつきはありますが、「手話」「よさこい」「「女子ラクロス」「ダンス」「軽音楽」「アダプテット・スポーツ」「吹奏楽」「混成合唱団」「サッカー」、子どもと遊ぶサークルなど、人によっては2つのサークルで活動するなど、様々です。

特別支援教育は単位が多いのですが、メリハリのある大学生活を楽しんでいるようです。
札幌校のキャンパスガイドの最後の方にも一覧が載っているので参考にしてみて下さい。(2019年度版では32-33ページ)
札幌校のホームページの学生生活→課外活動のページにもサークル一覧が乗っています http://www.hokkyodai.ac.jp/sap/student/circle.html

オープンキャンパスや大学祭で来校した際には、講義棟2階と1階にあるサークル用の掲示板をご覧になると、雰囲気が少し伝わってくると思います。
またサークルによっては、部員を勧誘するために様々な情報発信をしているようです。