とくしカフェ(ブログ)

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道南支部/特別支援プロジェクト シンポジウム終了

 2月11日(木)に開催しました特別支援教育プロジェクト及び北海道特別支援教育学会道南支部研修会(2020)が,無事に終了いたしました。今年度は「特別支援教育における心理的・教育的研究の動向」と題して,全部で5本の話題提供と函館校の特別支援教育スタッフによる解説を加えたシンポジウムとなりました。
 今年度は,新型コロナウイルスの影響により,オンライン開催ではありましたが,道内外を含めて30名以上の参加者がありました。当日ご参加いただきました皆様,誠にありがとうございました。
 次年度もどのような形になるか見通しが持てない状況ですが,このような会を積極的に開催していきたいと思います。


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小学校入学に向けて・・・

 今年度,新型コロナウイルスの影響により,年長児が就学に向けた準備として,従来行われてきた小学校への体験入学ができない状況下にあります。
 そこで,細谷研究室所属の学生が,withコロナで行うことができるようなアプローチカリキュラムの取組みの一つとして小学校の紹介VTRと小学校のパンフレットを年長児向けに作成しました。
 先日,作成した小学校紹介動画の上映会と,小学校のパンフレットの贈呈を行いました。園児たちは,小学校のVTRを真剣な表情で見ており,4月からの小学校生活を楽しみにしている様子でした。
 校長先生の言葉で「”早寝,早起き,朝ごはん”をしっかりと身に付けておいてください」との言葉が,印象に残ったようでした。園児もそうですが,大学生も見習っても良いかもしれませんね。
 なお,本映像資料は無料で使用することができますので,個人,幼稚園,保育園を問わず,使用したい方は函館校の細谷までご連絡ください。

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オンライン授業の情報保障に役立つページ

今日から大学でオンライン授業が始まりました。

聴覚障害のある学生さんから、録画された動画に字幕をつけたり、遠隔から情報支援する仕組みについて紹介するページを教えてもらいましたので、こちらに載せておきます。

リアルタイムでも遠隔から音声を文字にして支援者から送ることができる仕組みです。
例えば、Zoomを使ったオンライン授業で字幕挿入機能で1人にリアルタイムに字幕提示ができる。離れた場所から支援者が同じ動画を見てノートテイクをすることができます。

聴覚障害のある学生さんやネットアクセスの障害や遅滞のリスクを考えると、大人数の授業ではリアルタイムの場合も事前に録画した授業の映像を用意しておくなど、授業者もリスク管理しておかないと、「繋がらずに内容も見れなかった」という学生からの問い合わせに追われることになるので注意が必要です。

日本聴覚障害学生高等教育支援ネットワーク オンライン授業での情報保障に関するコンテンツ集
http://www.pepnet-j.org/web/modules/tinyd1/index.php?id=393
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ドイツのインクルーシブ教育と障害児者の余暇・スポーツ

ドイツのインクルーシブ教育と障害児者の余暇・スポーツ
移民・難民を含む多様性に対する学校と地域の挑戦
安井友康/千賀 愛/山本理人[編著] 



明石書店から刊行されました。


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ドイツでは、インクルーシブな社会形成に向けた取り組みが進むとともに、シリア難民の大量流入などの大きな社会変動が続き、教育や地域スポーツの取り組みも大きな変化を迫られてきた。本書は、「多様性(ダイバーシティー)へのドイツ社会の対応」という視点から、ドイツ・ベルリン市州とニーダーザクセン州を中心に教育と地域の余暇・スポーツの取り組みについて紹介するものである。

 ドイツのインクルーシブ教育と余暇・スポーツについて書いた前著「障害児者の教育と余暇・スポーツ-ドイツの実践に学ぶインクルージョンと地域形成-(2012)」から7年。その後の動向を中心に現地の情報と取り組みを伝える。


目次

はじめに  

第1部 ベルリン編

 -新しい学習指導要領の導入とインクルーシブ教育の深化

 第1章 ドイツのベルリン市州におけるインクルーシブ教育

 第2章 フレーミング基礎学校におけるインクルーシブ教育授業づくり

 第3章 フレーミング基礎学校におけるインクルーシブスポーツ授業

 第4章 視覚障害特別支援学校と地域スポーツクラブの連携

第2部 ニーダーザクセン編

 -インクルージョン時代に合わせた地方の学校と地域の変革

 第5章 インクルーシブ教育の推進と特別支援学校のセンター的機能の拡大

 第6章 地方都市ゼルジンゲンの基礎学校におけるスポーツ活動多様なニーズへの対応と学校づくり-

 第7章 リンデン特殊学校とローテンブルガー・ヴェルケ学校と地域の余暇・スポーツ連携-

 第8章 「森の幼稚園」における教師と子どもたちの関わり-「自己形成空間」という視点から-

 第9章 ドイツにおける学校教員のキャリア形成

3部 ドイツにおける本人主体の余暇支援とスポーツ

 第10章 障害者のスポーツ参加の動向と支援環境アスリート支援と地域スポーツ-

 第11章 ドナースマークによる余暇支援プログラムガーデニングと旅行支援-

 第12章 地方小規模集落におけるスポーツクラブ-クラインメッケルゼン村のクラブづくり-

おわりに


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特別支援学会シンポ「自立活動」資料

先月旭川で開催された北海道特別支援学会のシンポジウムの資料をアップいたします。
自立活動を見直すということで、作業療法士の視点から運動面の評価や小集団で取り組むことができる運動のご紹介をしました。
動画はアップできずわかりにくい点もあるかと思いますがご了承下さい。
資料と発表でご紹介した本もこちらに挙げておきます。
ご参考になれば幸いです。

特別支援学会 シンポジウム.pdf

さくら・さくらんぼのリズムとうた (ヒトの子を人間に育てる保育の実践)

発達が気になる子の脳と体をそだてる感覚あそび: あそぶことには意味がある!作業療法士がすすめる68のあそびの工夫

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函館校SOサークル取組み

 北海道教育大学函館校の「SOサークル」がSO日本(有森裕子理事長)より「ユニファイドスクール認定証」を頂きました。
 ユニファイドスクールとは,SOが学校と連携し、ユニファイドスポーツ®(知的障害のある人とない人がチームを作り、共に練習や試合をすることでスポーツを通じてお互いに相手の個性を理解し合い支え合う関係を築いていく取り組み)の機会を生徒・学生に提供することで、将来の社会活動を担う生徒・学生に障害のある人と触れ合い、スポーツを通じてお互いの理解を深めること、またその結果として、共生社会の実現を促進させることを目的として立ち上げた制度です。
 今回,このような認定証を頂きましたが,今後も様々なスポ活動を通してアスリートの社会参加に向けた取り組みを行っていきたいと思います。

■スペシャルオリンピックスとは?
 SOサークルのSOとは、スペシャルオリンピックス(英語:SO:Special Olympics)を指します。SOは、知的障害のある人たちに様々なスポーツトレーニングとその成果の発表の場である競技会を、年間を通じ提供している国際的なスポーツ組織です。


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