とくしカフェ(ブログ)
アクティブチャレンジ
7月12日土曜日
本プロジェクトも後援・企画参加した、障がいのある子ども達との登山
チームパラマウントアドベンチャーによるアクティブチャレンジ紋別岳2016が
実施されました。
車いすの子どもを含めたインクルーシブなアウトドア活動企画に80名あまりが参加し、全員登頂を果たしました。
ふじのめ学級の造形遊び授業の作品例
先日、札幌校の特別支援教育専攻生と一緒にふじのめ学級の授業参観をしてきました。
ふじのめ学級の図工の時間(造形遊び)で製作されていた作品です。
水で濡らすとくっつく作用を利用して、カラフルなトウモロコシが原料の素材を使っています。
子どもたちが2時間かけて一つの作品を完成させました。
日本で国連「障害者の権利に関する条約」が批准・発効になりました
2013(平成25)年12月4日に国会で「障害者の権利に関する条約」の締結が承認され、1月20日には国連ニューヨーク本部にて日本政府から批准書が国連連合事務総長に寄託されました。
これにより、2014年2月19日から同権利条約の効力が日本でも生じることになり、今後は教育や労働を含む様々な分野における障害者に対する合理的配慮の欠如が差別に該当することになります。
世界では先進国を中心に、すでに140カ国(2014年1月20日現在)が批准している国連条約ですから、障害者差別禁止法の制定が遅れていた日本も、やっと一歩を踏み出したことになります。
すでに国内法の基本的な整備(制定)を終え、これから数年かけて関連法が相次いで施行されるようですが、障害者の権利条約の批准が学校現場においてどのような影響をもたらすのか、実質的な保障の充実につながるのか、注目されます。
千賀 愛 (北海道教育大学札幌校)
外務省ホームページで国連で批准書を寄託している写真を見る事ができます。
http://www.mofa.go.jp/mofaj/press/release/press4_000524.html
平成25年度道南支部研修会『事例検討会』
また,「発達支援方法」について検討している函館では,今回の事例及び検討会が今後の函館地区における研修会に結びつくものにもなりました。
特総研、インクルーシブ教育システム構築支援データベースの設置
特総研(国立特別支援教育総合研究所)のホームページに、インクルーシブ教育システム構築支援データベースが設けられました。
このデータベースでは、『「合理的配慮」実践事例データベース』と『関連情報』の大きく2つのコンテンツが設けられ、適宜情報が更新されるとのことです。
インクルーシブ教育システム構築支援データベース
http://inclusive.nise.go.jp/
書籍出版の案内
『教育活動に活かそう へき地小規模校の理念と実践』
監修 玉井康之(北海道教育大学釧路校 教授)
編者 二宮信一(北海道教育大学釧路校 准教授)
川前あゆみ(北海道教育大学釧路校 講師)
教育新聞社 刊
特別支援教育にかかわっては、
第Ⅳ部 へき地の地域ネットワークと小集団を活かす特別支援教育
第10章 地域資源の少ない地域における特別支援教育の推進と教師の立ち位置(二宮信一)
第11章 障害のある子どもと地域をつなぐ教師の役割(二宮信一)
第12章 「特別な教育的ニーズ」とへき地小規模校における小集団を活かした授業づくり(戸田竜也・釧路校講師)
書籍出版のご案内
「社会とかかわる力」を育てる! 6つの支援エッセンス
著者 北海道教育大学付属特別支援学校
編著 北村博幸・五十嵐靖夫・細谷一博
※明治図書より出版
※ISBN:978-4-18-097821-2
釧路校の特色ある授業
釧路校では、特別支援学校教員免許(知的障害)を取得するための授業のうち、5科目を小学校や特別支援学校の現場に勤務されている先生に講義をお願いしています。
このような先生方から、具体的な子ども事例、保護者とのかかわり、地域との連携など、現場のタイムリーなお話をお聞きすることができます。
この授業は不定期実習という形態で、土曜日・日曜日を使って開講されます。
釧路校の特色の一つです。
「授業名」と「担当者」
●特別支援教育基礎論 北川先生(十勝管内・小学校)
●障害児支援法Ⅱ 工藤先生(根室管内・小学校)
●障害児教育課程論 服部先生(根室管内・小学校)
●個別教育計画作成法 田中先生(釧路管内・特別支援学校)
●障害児教育総論 高垣先生(釧路管内・小学校)
卒業生の忘れ物
なんてね・・・。
さて,本日久しぶりにブログに登場。実は卒業生が記念に研究室に置いて行きました。かなり大きくなるものらしく,部屋で手に負えなくなったら,職場の中庭に勝手に移し変えようと企んでいます。今現在でかなり大きいものですが。
何年かして函館の中庭にあったら,みなさん思い出してくださいね。
本が出版されました
ドイツの実践に学ぶインクルージョンと地域形成
<著者>
安井友康(北海道教育大学札幌校)
千賀 愛(北海道教育大学札幌校)
山本理人(北海道教育大学岩見沢校)
明石書店より出版されました。
サマースクール2012in函館
函館校では毎年恒例の「サマースクールin函館」が先日、終了しました。今年で16年目を迎えこれまでの組織の見直しや活動の楽しさを追求してきました。
今年度の参加児童生徒は63名、学生ボランティア145名と大所帯の組織を編成し、4日間の活動を終えることができました。
<約1500個の風船ハウス> <今年度の活動を支えた実行委員会>
あと数カ月で2013年度に向けて実行委員を組織します。
プロジェクトの成果報告
会場となった教育大函館校
まずは安達先生から「すくらむ」に関する報告
小渕先生から、へき地・遠隔地の特別支援に関する調査報告と提言
小野寺先生から教員研修等の成果に関する調査報告
萩原先生からほくとくネットについての報告
進行は安井
報告書と違い、生の声による成果報告は、また違った情報とより深い理解につながり
大変参考になりました。
有志の会in函館
機会がございましたら,是非ご賞味ください。ともかくおいしい。
今回の最高傑作は甘露煮と奥に見える「サラダ」です。
PS:タイトルに何ら意味はございません。
第3回環太平洋会議
初日(7日)は、安井と千賀先生で臨床授業と「キンダーぷらっつ」の紹介を行いました。
特別支援教育のセッションでは、萩原先生の名司会により、時間が足りなくなるくらいの熱心な質疑、応答と討論が展開されました。
明日8日は、千賀先生による教育実習システムの紹介、萩原先生によるほくとくネットの紹介が予定されています。
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2日目
千賀先生による教員養成カリキュラムに関する報告
萩原先生によるほくとくネットの報告
すくらむDVD
「育ちと学びの応援ファイルDVD版」について
配布されたDVDの視聴後の感想については、
・映像を使った内容がわかりやすく、遠隔地での研修教材としても効果的ではないか。
・このような映像を使った研修資料あると理解が進む。
・使い方や実施方法がわかって良い。
などの声が聞かれています。
今後、このような映像教材を利用した情報提供、情報配信も求められてくると考えられます。
すくらむのDVD
「すくらむのDVDができた」とのことで、担当の旭川校より送られてきました。
百聞は一見にしかず?わかりやすい動画解説で、すくらむがより身近なものになるのでは。
「すくらむ」の情報
第1回函館大会実行委員会(第2部)
なお,函館大会のホームページを本日より公開いたしますので,お時間のある方はお立ち寄りください。
北海道特別支援教育学会・研究大会/函館大会ホームページ
また,引き続き行われました実行委員会?第2部?では,函館校恒例の「北村シェフ」による懇親会が行われました。今回は札幌より「❍❍❍研究部長」にもご多忙の中,無理を言ってご参加いただきました。
なお,各調理法についてはシェフにお問い合わせください。
あっ・・・実行委員会の写真を撮り忘れました。すみません。
SON北海道 函館地区冬季プログラム
さて,本日は函館地区会のスノーシューイングプログラムの紹介です。お天気にも恵まれ,絶好のスノーシューイング日和になりました。
後ろに見えるのは,五稜郭タワー。大学のグラウンドで実施しました。積雪はなんと,60cm。函館では珍しいですね。
SON北海道函館地区会
事務局長 細谷一博
中教審から特別支援教育の報告が出ました
2011年7月から行われてきた中教審の特別支援教育の在り方に関する特別委員会の「合理的配慮等環境整備検討ワーキンググループ」から2012年2月13日に報告が出ました。
障害別に「合理的配慮」を定義することを目的に調査・審議が重ねられてきました。
ワーキンググループは、次のように述べています。
○本ワーキンググループにおける「合理的配慮」とは、「障害のある子どもが、他の子どもと平等に「教育を受ける権利」を享有・行使することを確保するために、学校の設置者及び学校が必要かつ適当な変更・調整を行うことであり、障害のある子どもに対し、その状況に応じて、学校教育を受ける場合に個別に必要とされるもの」であり、「学校の設置者及び学校に対して、体制面、財政面において、均衡を失した又は過度の負担を課さないもの」、とする。なお、障害者の権利に関する条約において、「合理的配慮」の否定は、障害を理由とする差別に含まれるとされていることに留意する必要がある。
○「合理的配慮」の決定・提供に当たっては、各学校の設置者及び学校が体制面、財政面をも勘案し、「均衡を失した」又は「過度の」負担について、個別に判断することとなる。各学校の設置者及び学校は、障害のある子どもと障害のない子どもが共に教育を受けるというインクルーシブ教育システムの構築に向けた取組として、「合理的配慮」の提供に努める必要がある。その際、現在必要とされている「合理的配慮」は何か、何を優先して提供する必要があるかなどについて共通理解を図る必要がある。
障害に応じた配慮が平等な権利として保障されるべきことを提起したことは評価できますが、何が差別にあたるのかを明確に定義していないため、差別禁止の観点が弱いと言えます。このことは、合理的配慮の提供が、“各学校の設置者及び学校が体制面、財政面をも勘案し、「均衡を失した」又は「過度の」負担”にならないように個別に判断されるという見解に表れています。障害のある子どもの合理的配慮は、本来、学校や行政側の「負担」ではなく「本人の過度な負担」にならないことが前提であり、子どもの権利保障が財政的な理由で損なわれることがあってはりません。残念ながら今回のワーキンググループの報告は、「現段階で学校・行政が可能な限り個別に判断して、合理的な配慮を進める」という提言にとどまり、国や行政が責任を持って財政的な支援も含めて合理的な配慮を実現するという内容になっていないことを指摘しておきます。
北海道教育大学札幌校 千賀
合理的配慮等環境整備検討ワーキンググループ報告(概要)平成24年2月13日
http://www.mext.go.jp/b_menu/shingi/chukyo/chukyo3/046/attach/1316182.htm
最近のデジカメ
以前は、デジカメで接近写真を撮ろうとすると失敗しがちでしたが、最近の
デジカメには「接写」や「顕微鏡」の機能がついているものも多く、アップで
もキレイに撮れるようになりました。
上手くすれば、理科の教材として使えるかもしれません。
リンゴのヘタの部分のアップ(うぶ毛?も見られます!)
葉っぱのアップ(顕微鏡モードで撮影すると、葉脈まで見られます!)
プロジェクト研究員 せきもと・まさこ