とくしカフェ(ブログ)

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小学校入学に向けて・・・

 今年度,新型コロナウイルスの影響により,年長児が就学に向けた準備として,従来行われてきた小学校への体験入学ができない状況下にあります。
 そこで,細谷研究室所属の学生が,withコロナで行うことができるようなアプローチカリキュラムの取組みの一つとして小学校の紹介VTRと小学校のパンフレットを年長児向けに作成しました。
 先日,作成した小学校紹介動画の上映会と,小学校のパンフレットの贈呈を行いました。園児たちは,小学校のVTRを真剣な表情で見ており,4月からの小学校生活を楽しみにしている様子でした。
 校長先生の言葉で「”早寝,早起き,朝ごはん”をしっかりと身に付けておいてください」との言葉が,印象に残ったようでした。園児もそうですが,大学生も見習っても良いかもしれませんね。
 なお,本映像資料は無料で使用することができますので,個人,幼稚園,保育園を問わず,使用したい方は函館校の細谷までご連絡ください。

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オンライン授業の情報保障に役立つページ

今日から大学でオンライン授業が始まりました。

聴覚障害のある学生さんから、録画された動画に字幕をつけたり、遠隔から情報支援する仕組みについて紹介するページを教えてもらいましたので、こちらに載せておきます。

リアルタイムでも遠隔から音声を文字にして支援者から送ることができる仕組みです。
例えば、Zoomを使ったオンライン授業で字幕挿入機能で1人にリアルタイムに字幕提示ができる。離れた場所から支援者が同じ動画を見てノートテイクをすることができます。

聴覚障害のある学生さんやネットアクセスの障害や遅滞のリスクを考えると、大人数の授業ではリアルタイムの場合も事前に録画した授業の映像を用意しておくなど、授業者もリスク管理しておかないと、「繋がらずに内容も見れなかった」という学生からの問い合わせに追われることになるので注意が必要です。

日本聴覚障害学生高等教育支援ネットワーク オンライン授業での情報保障に関するコンテンツ集
http://www.pepnet-j.org/web/modules/tinyd1/index.php?id=393
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ドイツのインクルーシブ教育と障害児者の余暇・スポーツ

ドイツのインクルーシブ教育と障害児者の余暇・スポーツ
移民・難民を含む多様性に対する学校と地域の挑戦
安井友康/千賀 愛/山本理人[編著] 



明石書店から刊行されました。


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ドイツでは、インクルーシブな社会形成に向けた取り組みが進むとともに、シリア難民の大量流入などの大きな社会変動が続き、教育や地域スポーツの取り組みも大きな変化を迫られてきた。本書は、「多様性(ダイバーシティー)へのドイツ社会の対応」という視点から、ドイツ・ベルリン市州とニーダーザクセン州を中心に教育と地域の余暇・スポーツの取り組みについて紹介するものである。

 ドイツのインクルーシブ教育と余暇・スポーツについて書いた前著「障害児者の教育と余暇・スポーツ-ドイツの実践に学ぶインクルージョンと地域形成-(2012)」から7年。その後の動向を中心に現地の情報と取り組みを伝える。


目次

はじめに  

第1部 ベルリン編

 -新しい学習指導要領の導入とインクルーシブ教育の深化

 第1章 ドイツのベルリン市州におけるインクルーシブ教育

 第2章 フレーミング基礎学校におけるインクルーシブ教育授業づくり

 第3章 フレーミング基礎学校におけるインクルーシブスポーツ授業

 第4章 視覚障害特別支援学校と地域スポーツクラブの連携

第2部 ニーダーザクセン編

 -インクルージョン時代に合わせた地方の学校と地域の変革

 第5章 インクルーシブ教育の推進と特別支援学校のセンター的機能の拡大

 第6章 地方都市ゼルジンゲンの基礎学校におけるスポーツ活動多様なニーズへの対応と学校づくり-

 第7章 リンデン特殊学校とローテンブルガー・ヴェルケ学校と地域の余暇・スポーツ連携-

 第8章 「森の幼稚園」における教師と子どもたちの関わり-「自己形成空間」という視点から-

 第9章 ドイツにおける学校教員のキャリア形成

3部 ドイツにおける本人主体の余暇支援とスポーツ

 第10章 障害者のスポーツ参加の動向と支援環境アスリート支援と地域スポーツ-

 第11章 ドナースマークによる余暇支援プログラムガーデニングと旅行支援-

 第12章 地方小規模集落におけるスポーツクラブ-クラインメッケルゼン村のクラブづくり-

おわりに


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特別支援学会シンポ「自立活動」資料

先月旭川で開催された北海道特別支援学会のシンポジウムの資料をアップいたします。
自立活動を見直すということで、作業療法士の視点から運動面の評価や小集団で取り組むことができる運動のご紹介をしました。
動画はアップできずわかりにくい点もあるかと思いますがご了承下さい。
資料と発表でご紹介した本もこちらに挙げておきます。
ご参考になれば幸いです。

特別支援学会 シンポジウム.pdf

さくら・さくらんぼのリズムとうた (ヒトの子を人間に育てる保育の実践)

発達が気になる子の脳と体をそだてる感覚あそび: あそぶことには意味がある!作業療法士がすすめる68のあそびの工夫

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函館校SOサークル取組み

 北海道教育大学函館校の「SOサークル」がSO日本(有森裕子理事長)より「ユニファイドスクール認定証」を頂きました。
 ユニファイドスクールとは,SOが学校と連携し、ユニファイドスポーツ®(知的障害のある人とない人がチームを作り、共に練習や試合をすることでスポーツを通じてお互いに相手の個性を理解し合い支え合う関係を築いていく取り組み)の機会を生徒・学生に提供することで、将来の社会活動を担う生徒・学生に障害のある人と触れ合い、スポーツを通じてお互いの理解を深めること、またその結果として、共生社会の実現を促進させることを目的として立ち上げた制度です。
 今回,このような認定証を頂きましたが,今後も様々なスポ活動を通してアスリートの社会参加に向けた取り組みを行っていきたいと思います。

■スペシャルオリンピックスとは?
 SOサークルのSOとは、スペシャルオリンピックス(英語:SO:Special Olympics)を指します。SOは、知的障害のある人たちに様々なスポーツトレーニングとその成果の発表の場である競技会を、年間を通じ提供している国際的なスポーツ組織です。


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GW中,静かな研究室より

 GWも後半に差し掛かり,特段どこに行くこともなく,毎日研究室で穏やかに過ごしている函館校の1人です。
 さて,久しぶりの投稿・・・と思い,先日函館校で行われました「卒業論文構想発表会」のタイトルをお知らせいたします。次年度から「特別支援教育分野」が開設されるため,こんな研究をしているのね~と思っていただければと思います。
<五十嵐研究室>
・数感覚につまづきのみられる生徒への分数の指導
・読み書き障害児への漢字の書きと文章の中で漢字を書くための指導
・発達障害の疑いのある児童への特殊音節を含むカタカナ単語の書き指導
・文章理解に困難のある発達障害児への文節単語読み訓練を用いた指導の効果
・発達性ディスレクシア児童に対する刺激ペアリング手続きを用いた漢字読み指導
・作文において同じ接続詞を多用する発達障害児に対する接続詞の意味理解指導と作文での活用に向けた指導
<北村研究室>
・英語学習に苦手意識を持つ自閉症スペクトラム障害の中学生に対する英単語スペリング指導
・自閉症スペクトラム児のパーソナルナラティブ向上を目指して-フィクショナルストーリー課題の指導を通して-
・自閉症スペクトラム児の他者感情理解と向社会的判断・行動の促進-矛盾課題を使用した指導を通して-
<細谷研究室>
・他者との関わりに困難を示す幼児の小集団を用いた指導の効果
・小学校特別支援学級児童における「招く交流」の効果に関する実践的研究
・重度重複障害児の表出行動を促す外的刺激についての実践研究
・「気になる」幼児に対するSGE(構成的グループエンカウンター)の効果
・通常学級担任を対象とした障害理解の教育実践上の課題に関する調査
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特別支援学校高等部の学習指導要領(H31年2月)

今年の2月(平成31年2月)に特別支援学校高等部の学習指導要領が公表されました。
小中学校の改訂でもポイントになった主体的・対話的で深い学びの実現に向けた授業改善、小・中・高等校の教育課程との連続性を重視するなど、共通点もあります。
高等部では「総合的な学習の時間」を「総合的な探求の時間」に改め、各教科の学習を関連させながら、生徒が自らの課題を解決できるように配慮すること、とされました。
「できた」という課題達成だけでなく、試行錯誤したり、他の方法を試してみるなど、プロセスも重視されています。

高等部の新しい学習指導要領は、まだ出版物として発行されていませんので、興味のある人は文科省のホームページからダウンロードしてみて下さい。
http://www.mext.go.jp/component/a_menu/education/micro_detail/__icsFiles/afieldfile/2019/02/04/1399950_11.pdf
ほくとくねっとからもリンクを張っています。
リンク集→文科省の一覧から直接ダウンロードも可能です。
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教員採用数は国公私立第3位&正規教員数は国立大で第4位

北海道教育大学は、教員養成をメインとする大学です。
教員就職者が多いトップ200を調べた東洋経済の就職四季報プラスワン(2019年1月)によれば、全国の国公私立大学の卒業生で2017年度に教員に就職した人数が多い順に、第1位は大阪教育大学(487人)、第2位は愛知教育大学(483人)、第3位が北海道教育大学(444人)、第4位は私立の文教大学(441人)、第5位は広島大学(385人)、第6位は東京学芸大学(383人)でした。北海道内の大学でトップ50内に入ったのは北海道教育大学のみでした。
道内の私立大学では80位に北翔大学(100人)、173位に札幌学院大学(34人)が入っています。
これらの人数は、教員採用試験に合格した正規教員と、臨時採用の非正規教員を合わせた数になっています。

国立大学の正規採用された教員就職者の人数だけでみると、2018年3月卒業生の場合、第1位は愛知教育大学(280人)、第2位は福岡教育大学(247人)、第3位は東京学芸大学(243人)、第4位が北海道教育大学(232人)、第5位は大阪教育大学(202人)となりました。
正規採用の人数は、自治体ごとに教員採用が実施されており、教員採用の合格率も少子化や教師不足などの状況によっても左右されます。
非正規の教員を1-3年経験して、教員採用試験に合格できたという卒業生も毎年います。

北教大の卒業生たちからは教員に就職した後に、同期や先輩、後輩が多いため、「身近に気軽に相談しやすい同僚がいて良かった」「大学の同期が近くにいて心強い」といった声を多く聞きます。
教員免許をとるだけでなく、人とのつながりが出来るのが大学生活の素晴らしい所だと思います。
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やってみようレクスポ!

やってみようレクスポ!
パラスポのその前に2019

 みんなの遊び企画です。気軽にご参加ください。

日時:2019年2月17日(日)10:00-15:00
場所:札幌みなみの杜高等支援学校体育館

主催:札幌市障がい者スポーツ指導車協議会
協力:北海道教育大学特別支援教育プロジェクト
    アクセス  
チラシ:2019やってみようレクスポ!.pdf 
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みんなの遊び場

みんなの遊び場in白石区体育館
 
札幌市との共催事業「みんなの遊び場」
  2019年2月2日(土)13:30-16:00 (13:00受付開始) 時間中出入り自由 
 札幌市白石区体育館
 お誘いあわせの上、ぜひご参加ください
 障害のあるお子さん、家族、きょうだいやその友だちなど(インクルーシブな活動です)
 詳細は こちら

 チラシ
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北海道胆振東部地震関連(2018.9.8)


災害により被害を受けた学生への支援策について
(平成30年北海道胆振東部地震)


災害により被害を受けた学生への支援策について(平成30年北海道胆振東部地震)


  独立行政法人日本学生支援機構は、災害救助法適用地域の世帯の学生に対する貸与奨学金の緊急採用、奨学金返還者からの減額返還・返還期限猶予の願出、居住する住宅に半壊以上等(床上浸水を含む)の被害を受けた学生からの支援金の申請を下記のとおり受け付けます。

 日本学生支援機構 HP こちら
 

 その他リンク
 ■NHK 災害時障害者のためのサイト こちら
   ■北海道災害ボランティアセンター HP   こちら
 
 

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第2回道南地域における現職教員研修プログラムin八雲

 8月10日(金)に八雲町民センターにて「第2回道南地域における現職教員研修プログラム(発達障害児への理解と支援):平成30年度北海道教育大学学長戦略経費(重点分野研究プロジェクト)特別な教育的ニーズに対応する人材育成のための情報支援-支援教材とICT を活用した情報提供-」を開催しました。本研修会は昨年度の熊石での研修会に続き,第2回目の研修会となり,当日は八雲町を中心とした関係者(教育・医療・福祉・行政等)50名を超える方にご参加いただき,八雲町の熱意が伝わってきました。
 次年度は再び熊石地域での開催を予定しておりますので,お近くの方はぜひ足をお運びいただければと思います。
 ご協力を頂きました八雲町教育委員会様に御礼申し上げます。

<北村教授:発達障害児の理解>


<五十嵐教授:発達障害児への具体的支援>


<細谷准教授:通常学級における合理的配慮に基づく発達支援>
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認定講習資料(PDF版)の掲載先について

7月27日−28日に行った平成30年度 認定講習 特別支援教育の基礎理論のスライド資料につきまして、PDF版を掲載いたしました。大部分の内容は、当日配布の資料に含まれているかと思いますが、受講者でご希望の方はご利用下さい。

ほくとくネット トップページの左のバナーのうち「各キャンパスの取組み」→「札幌校・教職大学院」→「地域支援」のページへとお進み下さい。
アドレスは下記の通りとなります。千賀 愛
http://hokutoku.net/?page_id=302
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第13回北海道特別支援教育学会函館大会の2号通信公開

 本日,北海道特別支援教育学会・研究大会(函館大会)の2号通信をWEB上に公開いたしました。
 本大会においては,自主シンポジウム7本,ポスター発表24本を予定しておりますので,是非会場に足をお運びいただければと思います。

 第13回北海道特別支援教育学会・研究大会函館大会ホームページ
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第13回北海道特別支援教育学会函館大会のプログラム公開

 7月14日-15日に函館校で開催されます「第13回北海道特別支援教育学会・研究大会 函館大会」のプログラムを公開しました。
 関係の皆様におかれましては,プログラムをご確認の上,各自準備をお願いいたします。なお,2号通信の発送は行わず,大会WEBでの公開となります。2号通信の公開は6月上旬を予定しておりますのでしばらくお待ちください。

【第13回北海道特別支援教育学会・研究大会 函館大会】
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新しい特別支援学校学習指導要領のダウンロード先

平成30(2018)年3月に告示された特別支援学校の学習指導要領等がダウンロードできる文部科学省のページをご案内します。
http://www.mext.go.jp/a_menu/shotou/tokubetu/main/1386427.htm

ほくとくネットHPの左下にある「リンク集」⇒「文科省・厚労省関連」の文部科学省アクセス先にも加えておきましたので、どうぞご利用下さい。

高等部の学習指導要領はまだ発表されていませんが、おそらくこちらのページにいずれ加わることになると思います。
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